スマートメーターは節電にもつながります!設置するメリットを紹介

毎月の電力使用量は、各家庭に設置された電力量計(電力メーター)で測定されています。この電力量計が、順次「スマートメーター」に交換されていることをご存知でしょうか?


スマートメーターとは、簡単にいうとデジタル式の電力量計です。電力使用量を計測するための通信機能が搭載されており、30分に1回リアルタイムで電力使用量を遠隔計測できます。つまり、従来のアナログ式電力量計のように、毎月検診員が目視で検診を行って電気料金を算出する必要がなくなるのです。



もちろん、消費者にも数々のメリットがあります。スマートメーターの登場により、電力使用量を30分単位で計測できるようになった結果、「どの時間帯の電力使用量が多いのか?」「今月は今日までにどのくらい使用したのか?」といったこともわかるようになりました。これらの情報を参考に電気の使い方を見直せば、節電につながります。


また、電力会社もこれを活用し、さまざまな電気料金プランを提供するようになりました。自分のライフスタイルにあったプランを選択すれば、より電気代を節約できるのです。たとえば、テレワークで日中家にいるようになった方なら、平日の昼間の電気料金が安くなるプランに切り替えるといいでしょう。


さらに、HEMS(Home Energy Management System)と連携すれば、使用エネルギーのより細かな管理が可能になります。使っていない家電の電源を自動的に切ったり、エアコンの設定温度を自動的に調整したりでき、省エネ・節電につながるのです。


このようなメリットから経済産業省では、電力量計のスマートメーターへの置き換えを進めており、2024年度までに日本全国で導入を完了する目標を立てています(東京電力では100%交換済み)。

ぜひスマートメーターを活用して、より賢くお得に電気を使いましょう。