「電気がつかない!」となった時は、慌てず原因を見つけましょう

「突然家中の電気が消えた」「スイッチを入れたのに電気がつかない」といったトラブルは、どのような家でもしばしば発生します。電気が使えないと生活に支障をきたしますから、すぐに原因を特定して改善しなければなりません。

とはいえ、電気がつかなくなる原因はいくつもあるので、どうしていいのかわからず困ってしまうこともあるはずです。そこで、主な状況別に原因と対処法を確認しておきましょう。



・家全体の電気がつかない

家全体で電気がつかなくなったものの、近所では普通に電気がついている場合は、自宅のアンペアブレーカーが落ちている可能性があります。原因は契約アンペア数を超える電流が流れたこと、つまり電気の使いすぎです。エアコンやドライヤーなど、消費電力量の大きい家電の電源を切った上で、アンペアブレーカーを上げましょう。



・家全体の電気がつかないが、ブレーカーは落ちていない

電気がつかないもののアンペアブレーカーは落ちておらず、近所でも電気がつかなくなっている場合は、停電が起きている可能性があります。電気が復旧した時の「通電火災」を防ぐため、コンセントから電化製品の電源プラグを抜いておき、停電の解消を待ちましょう。


なお、近所では普通に電気がついているのであれば、ブレーカーの故障を疑う必要があります。契約している電力会社に問い合わせてみてください。



・1ヶ所だけ電気がつかない

特定の部屋だけ電気がつかない時は、照明器具が故障したか寿命を迎えたのかもしれません。まずは蛍光灯や電球を交換し、それでもだめなら照明器具本体が故障していると考え、買い替えを検討しましょう。



・引っ越し直後に電気がつかない

引っ越したばかりの家で電気が使えない場合は、ブレーカーのスイッチを上げ忘れている可能性があります。まずはブレーカーを上げてみて、それでもつかなければ契約している電力会社に連絡しましょう。

また、そもそも電力会社との契約をし忘れているのかもしれません。このような時は、ひとまず旧一般電気事業者(東京電力など)に連絡し、契約するのがおすすめです。引っ越し後の生活が落ち着いたら、プランの見直しや新電力への切り替えも検討してみてください。