ガスコンロを使った後、ガスの元栓を開けっ放しにしておくと、万が一の場合重大事故につながる恐れがあります。基本的に、コンロ周りのガス栓には「ヒューズガス栓」が採用されています。ガス漏れが起こった時、ゴム管の内部で自動的に栓をする仕組みであるため、元栓が開けっ放しになっていても、ガス漏れが起こらない設計となっています。
しかし、元栓の原因ではなく、ゴム管の劣化もしくは破損が起きたり、ゴム管が外れたりすると、ガス漏れが起こる可能性があります。このため、ガスを使っていない時は、ガスの元栓を閉めておくと安全です。ガス漏れが発生すると、引火の危険があるため、ガスコンロ周辺の定期的な点検が必要です。
点検すべき箇所は次の通りです。
・ゴム管と元栓の接続部分に緩みが起きていないか
・ゴム管の破損・劣化・油汚れなどがないか
・使っていない側の元栓にゴムキャップが装着されているか
・ガスコンロの炎をつけた時、炎の高さが不揃いになっていないか
(不揃いの時は、バーナーが目詰まりを起こしている可能性が高い)
・ガスコンロ本体の破損・劣化・故障が起きていないか
日頃からガスコンロの点検を定期的に行い、 ガスを安全に使えるよう心がけましょう。