水道代の節約のコツ!《お風呂・洗濯・キッチン・トイレ・洗面所》

以前、ご家庭における水道料金についてお話しさせていただきました。ガス代や電気代と比べて、水道料金はあまり気にしないと言う方もいらっしゃるでしょう。しかし、日頃の生活で少し意識するだけで、水道代が節約できるようになるのです。今回は、水道代の節約のコツについて考えてみたいと思います。




■まず、 今日からでもすぐに取り組める工夫を紹介!



・お風呂の場合



お風呂で取り組める節水方法として、湯船に溜めた残り湯を、洗濯や掃除に使う方法があります。シャワーを使う時は、1回のシャワー時間をできるだけ短くし、こまめに止めるよう心がけましょう。家族構成によって、お風呂で使う湯量が変わりますので、お風呂とシャワーを使い分けるのも効果的です。洗濯物の量が多くても少なくても、洗濯機に使う水の量はほとんど変わりません。ある程度洗濯物が溜まってから洗いましょう。



・キッチンの場合



キッチンで食器を洗う際は、水道の流しっぱなしを防ぐために、洗い桶を利用してみましょう。洗い桶に溜めた水で食器を洗うと、水道代の節約につながります。また、食器が溜まってから、一度にまとめて洗った方が、水道使用量を抑えられます。



・トイレの場合



トイレの使用時にも、水の節約を心がけてみましょう。トイレの水を流すためのレバーは大と小から選ぶことができます。製造された年や、トイレに備わっている節水機能などによっても異なりますが、一般的には大のレバーで6Lから8L、小のレバーで4Lから6Lの水が流れます。水を入れたペットボトルを貯水タンクに入れ、排出する水を節約するアイディアは、実は行なってはいけない方法です。便器内が洗えないだけでなく、排泄物やトイレットペーパーが管に詰まってしまう恐れがあるためです。節水したいのであれば、大と小のレバーをこまめに使い分けたり、二度流しを止めたりするよう心がけましょう。



・洗面所の場合



洗顔や手洗い、歯磨きなどをする洗面所でも、節水方法があります。食器を洗うのと同じように、洗面器の中に水を溜め、その中で洗顔や手洗いをしましょう。また、歯磨きの際にコップを使うことも大切です。これらの方法が気になる方は、水を出したままにしないよう気をつけましょう。


ここまでは、お金のかからない節約方法を紹介しましたが、昨今さまざまな節水機能を持つ設備が市販されています。ランニングコストを考えると、これらの設備を購入するのも得策です。




■節水機能を持つ設備の購入もご検討を



お風呂のシャワーに、節水シャワーヘッドを使用すると、水道代が節約できます。節水機能の他にも、塩素除去や流量調節、マイクロナノバブルなど、多彩な機能が搭載されたヘッドも販売されていますので、興味のある機能を使ってみましょう。


キッチンや洗面所も同じように、すぐに取り付けられる節水蛇口や節水コマがありますので、使用することで節水効果が期待できます。型式によって取り付けられる商品が異なるため、購入前に型式を確認しておきましょう。


トイレに置ける水道代の節約には、節水型のトイレに買い換えるのもひとつの方法です。最新モデルはタンクが小さいため、特に古いトイレを使っているご家庭では、大きな節水効果が期待できます。


洗濯における水道代を節約したいときは、洗濯機を買い替える時に縦型ではなくドラム式洗濯機の購入を検討してみましょう。ドラム式洗濯機は、洗濯槽が横向きもしくは斜めになっているので、縦型よりも使う水が少なくなります。


今回は、毎日の生活にかかる水道代の節約について紹介してきました。水道代の節約では、ひとつずつの節約量はわずかであっても、積み重ねると大きな効果が出ます。ただし、節約を気にするあまり、無理をしてしまっては本末転倒です。気持ちにゆとりを持ち、生活を豊かに過ごすには、無理のない範囲で節約を取り入れることが大切です。



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