いまさら聞けない再生可能エネルギーとは?

皆さん、こんにちは。愛知県豊橋市を拠点に、電気工事の設計から施工、メンテナンスまで手掛けているK's電設です。


いまは「再生可能エネルギー」という言葉が当たり前のように使われており、これからの産業や暮らしを支えるうえでも大前提となっています。ただし、よく耳にするけれども実際に何を意味しているのか……と思われていらっしゃる方も多いことでしょう。今回はいまさら聞けない「再生可能エネルギー」について解説します。




■再生可能エネルギーとは?



再生可能エネルギー(Renewable Energy)とは、太陽光や風力、地熱など、もともと自然界に常に存在するエネルギーのことです。「枯渇しない」「どこにでも存在する」「CO2を排出しない(増加させない)」というのが特徴で、これが現在でもメインのエネルギーとして使われている石油や石炭といった化石エネルギーや、天然ガスのような有限な資源とは異なります。




■なぜ再生可能エネルギーの導入をすすめるのか




再生可能エネルギーの導入は世界的に促進されています。

地球温暖化対策に関する世界的な枠組みで、国際条約として採択されたパリ協定(2016年)では、温室効果ガスの排出量を削減すべく、以下の目標が定められました。


世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力をする


できるかぎり早く世界の温室効果ガス排出量をピークアウト。そして21世紀後半には、温室効果ガス排出量と(森林などによる)吸収量のバランスをとる


そして再生可能エネルギーは温室効果ガスを排出しないので、その重要性がクローズアップされています。


一方で日本は石油などの資源をもたないため、エネルギー自給率は10%以下。どうしてもエネルギーは海外からの輸入、ということになってしまい、化石燃料が80%以上を占めているのが現状です。この状況を打破して、国産のエネルギー源である再生可能エネルギーに切り替えていくことで、エネルギー自給率も改善していかねばならないのです。


再生可能エネルギーにデメリットは?

ただし再生可能エネルギーへの切り替えは一朝一夕にはいかず、課題に面しています。



・発電量が不安定


太陽光発電、風力発電は天候により発電量が大きく変動し、安定した供給を確保するのが難しいという課題があります。


・コストが高い


再生可能エネルギーの設備導入やメンテナンスにはコストがかかることが指摘されています。例えば、太陽光発電や風力発電は、従来型の火力発電よりも初期投資が高くなる傾向があります。



・設置場所の制約と環境への影響


日本は国土の3分の2が森林で平地が少ないため、再生可能エネルギーの発電設備を設置しにくいという傾向があります。また洋上風力発電は権利の問題があり、設置のハードルが高いのが特徴です。


また再生可能エネルギーの効率は従来型発電方式より低く、技術的な改善が求められています。そして余剰分を効率的に活用する大量送電や蓄電技術の発展も必要です。


このように現状として課題はありますが、世界的な潮流として再生可能エネルギーの導入に大きく舵を切っていることは事実です。

欧米では、鉄やコンクリートなど建築材料の製造に再生エネルギーを使っているかで、建物の価値が決まるという制度も導入が進んでいるほどです。


現在の課題は技術革新による効率向上と、蓄電技術と需給調整システムの強化で、そう遠くはない将来、解決できるものとみなされています。持続可能な社会の実現に向け、さまざまな取り組みがなされているのです。



■住宅からビル、オフィス、工場まで、再生可能エネルギーの導入ならK's電設にご相談ください



愛知県豊橋市のK's電設は、戸建て住宅からマンション、ビル、オフィス、工場まで、あらゆる物件の電気工事ができる対応力の高さが自慢です。

豊富な実績とノウハウを活かし、お客様のニーズに合わせた最適なプランをご提案いたします。


また、K's電設では、太陽光発電の設置工事だけでなく、各種電気工事のメンテナンスにも対応でき、細かな工事の種類ごとに別々の業者に依頼した場合に比べ、打ち合わせの手間やコストを減らすことができます。


工場の電気工事の施工実績も豊富で、お客様のニーズにとことんお応えし、高い技術力による満足度の高い工事をお約束します。電気に関するお悩みは、どんなに小さなことでもお気軽にご相談ください。



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