LED照明は、従来の蛍光灯や水銀灯よりはるかにコストパフォーマンスがよく、省エネ対策に打ってつけの照明器具です。
しかし、工場や倉庫など、照明の数が多い施設では、LED照明の切り替えに多額の初期投資が必要となるため、なかなか導入に踏み切れない経営者の方も多いのではないでしょうか？
そこで今回は、工場や倉庫、病院などで、LED照明を導入するメリットとコスト削減率を徹底解説していきます。
LED照明の導入に迷っている経営者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
■LED照明の導入のメリット
LED照明には多くのメリットがありますが、5つ厳選してご紹介します。
・寿命が圧倒的に長い
LED照明の寿命が長いことはよく知られていますが、工場に多くある水銀灯と比べると、約4倍長持ちします。水銀灯の交換目安は3年に1度程度ですが、LED照明であれば10〜12年に1度で済みます。
・交換費用が削減できる
工場の照明は、天井が高いために専門業者に交換を依頼することがほとんどです。そうなれば必ず費用が発生します。まれにフォークリフトなどを使い、従業員が交換するケースもみられますが、怪我のリスクが大きく危険な行為です。
水銀灯は点灯時に200℃近くにもなるため、やけどのリスクもあります。
寿命が長いLED照明であれば、交換コストの削減や危険性を軽減できます。
・工場内の室温を保てる
放熱が少ないLED照明は、夏の猛暑でも室内の温度に影響を与えることはほとんどありません。同じ空調の使用においても、冷却にかかる消費電力は少なく済みます。
紫外線や赤外線をほとんど出さないので、梱包材の照明焼けなども防ぐことができます。
・点灯時間の短縮
工場の照明を水銀灯からLEDに切り替えると、点灯までに要する時間が短くなります。水銀灯は点灯するまでに約10分かかりますが、LEDはすぐに点灯します。これは、水銀灯が電気を通すときに水銀の蒸気を発生させる必要があるのに対し、LEDは電気を直接光に変えるためです。点灯までの時間が短くなると、工場の稼働時間を効率的に活用できます。
・地球環境を守れる
LED照明は、水銀や鉛など、地球環境への有害物質を含みません。近年では、地球温暖化や環境汚染が世界中で問題となっているため、これらの問題に取り組むことは、企業のイメージアップにつながります。
■LED照明にしてどの程度コストを削減できるのか
経営者の方であれば、LED照明にメリットがあったとしても、実際にどのくらいコストを削減できるのかが知りたいところだと思います。
工場は空間が広く、照明の数が多いので、電気料金が大きな課題です。
電力会社との契約内容によっても異なりますが、ある工場では、水銀灯400wの照明をすべてLEDに切り替えることで、年間約76％以上の電気代を削減できました。これを10年間でみると、600万円以上の経費削減になります。
ここで気になる初期費用ですが、電球の価格でみると、確かにLED照明は高値です。
安価でお馴染みの白熱電球は100～200円、電球型の蛍光灯は約1,000円、これがLED電球となると約2,500円と、およそ白熱電球の10倍です。
直管形LEDなどは器具交換や工事費を含めると、1本あたり1万円以上になります。
上記の理由から、初期費用の回収年数は、白熱電球からLEDで1〜2年程度、蛍光灯からLEDで10年程度と考えられるでしょう。
今後長きにわたる電気代の低減や作業効率のよさなどを考えれば、十分にメリットはあるといえます。
■工場の省エネ化に照明のLED化がおすすめ
このように、工場や倉庫など、空間が広く照明の数が多いような施設の省エネ化には、LED照明がおすすめです。
さらに重大なことは、工場で多く使用されている水銀灯が、2020年以降製造・輸入が禁止されたことです。白熱電球に関しても、2012年に製造販売を中止する要請が発表されました。
今やLED照明への切り替えは、必須となりつつあります。
K‘ｓ電設では、工場や倉庫、病院など、規模の大きな施設でのLED照明交換工事に対応しています。弊社の強みは、設計から施工、メンテナンスまで一括して対応できるポテンシャルの高さです。それぞれの工程で別の業者に依頼するなどの手間が省け、工期も短縮できます。
普段は愛知県や静岡県を対応エリアとしていますが、ご要望があれば全国どこでもお伺いいたします。
LEDに限らず、電気工事に関するご相談やお見積りは、ぜひK‘ｓ電設へお気軽にお問い合わせください。
