【製造業向け】工場の電気代は無駄になっていない?電力削減のためのチェックポイントを解説

皆さん、こんにちは。愛知県豊橋市で電気工事の設計から施工、メンテナンスまでを行うK's電設です。工場を稼働していると、電気代が高すぎる、と思っている人もいるのではないでしょうか。


経費削減のためにも、電気代を減らしたいと考えてみたこともあるでしょう。実際のところ、工場の電気代は、本当に無駄になっていないのかをチェックしてみましょう。


本記事では、工場の電気代が無駄になっていないかどうかや電気代削減の方法などを詳しく解説します。経費をできるだけ減らしたいと考えているなら、ぜひ参考にしてみてください。




■工場の電気代その内訳は?



電気代削減の方法を知る前に、まずは工場の電気代の内訳について把握しておきましょう。資源エネルギー庁によると、一般的な工場の電気使用量の8割は生産設備に使われています。生産設備とは主に、コンプレッサーやポンプ、冷蔵庫、冷凍庫などのことです。


また、残りの2割に関しては、空調と照明で半分ずつになっています。内訳だけで見ると、機械などの生産設備を省エネに対応している機器に入れ替えることで、電気代を大きく削減できるのではないか、と考える人もいるでしょう。


しかし、全ての生産設備を入れ替えるとなると、電気代と比較にならないほどの膨大なコストがかかってしまいます。時間や労力も必要となるため、おすすめはできません。


電気代の削減をしたいのであれば、空調の効率化を考えるか、照明などの光熱費を抑える方向で検討するほうが現実的といえるでしょう。

出典:https://tinyurl.com/24kgu9wb




■製造業の工場で電気代を削減する為のチェックポイント


製造業の工場で電気代を削減するためには、いくつかのチェックポイントを把握しておく必要があるでしょう。たとえば、空調の効率化や機器のメンテナンス、LED証明を導入するなどです。ここでは、電気代を削減するためのポイントをみていきましょう。



・空調の効率化

電気代削減のためには、空調の効率化が必要です。空調を聞かせすぎていると、それだけ電気代がかかってしまいます。夏場は冷房の温度を1度高くするだけでも、消費電力を13%も抑えることが可能です。


逆に冬場には暖房を高くしがちですが、1度設定温度を低くするだけでも、夏場と同じで消費電力を13%削減することができます。


また、いくら空調を効かせていても出入り口を常に開け放していれば意味がありません。出入口はなるべく閉めておくようにし、効率よく冷暖房を使うようにしましょう。



・機器のメンテナンスをきちんと行う

生産設備機器のメンテナンスを行うのも、電気代の削減につながります。生産設備機器のメンテナンスが定期的に行われていれば、常に最良のコンディションを維持することができ、電気代も少なくなります。


逆にきちんとメンテナンスをしていなければ生産効率が落ちるだけでなく、余分に電気代がかかってしまうので注意が必要です。工場などでは、気づかないうちに稼働率が低下してしまっている場合があり、そういう場合には余分に電気代がかかっている可能性があります。



・照明をLED照明の導入

照明をLED照明に入れ替えるのもおすすめです。全ての生産設備を省エネ仕様にするのはコストや労力の面で無理がありますが、照明を変えるだけであればそこまで難しいものではありません。


例えば、600Wの白熱灯を交換する場合、電球型蛍光ランプの節電効果が76%、LED証明の節電効果が85%という数値が出ています。


そのため、照明を変えるタイミングなどで少しずつLED証明に切り替えていくことを検討してみると良いでしょう。




■まとめ

工場では、電気代が多くかかるために生産コストが高すぎる、という場合もあるでしょう。しかし、うまく節電すれば、電気代を大幅に削減することもできます。


すぐに実行できて節電効果が高いのは、空調の効率化や生産設備のメンテナンス、照明のLED化です。特に生産設備機器のメンテナンスは、生産効率を上げるためにも重要なので、ぜひ一度弊社にお問い合わせください。


工場のメンテナンス工事や照明のLED化を行って、電気代を削減するだけでなく、生産効率もアップさせましょう。