蓄電池は後悔する?産業用蓄電池は戦略的導入で効率よく節電!

皆さん、こんにちは。愛知県豊橋市を拠点として、電気工事の設計から施工、メンテナンスまで手掛けているK's電設です。


「オフィスの電気代が高い」

「工場のコストダウンを実現したい」

「停電や災害など非常時に備えたい」

こういったお悩みを抱えているのなら、オフィスや工場に産業用蓄電池を導入するのがおすすめです。

この記事では、産業用蓄電池を導入すべき理由やそのメリットについて詳しく解説いたします。電力コストを下げて効率よくオフィスや工場を運営するためにも、ぜひ詳しくチェックしてみてください。




■産業用蓄電池とはどのようなもの?



産業用蓄電池とは、産業分野において設置される蓄電システムのことを指します。

事務所やオフィスビル、工場や作業所のほか、コンビニや飲食店、公共施設や大型ショッピングモールなど、産業用蓄電池が導入される施設の種類はさまざまです。


最近では一般住宅に家庭用蓄電池を導入する方が増えていますが、産業用蓄電池は家庭用のものとは規模が異なります。

家庭用蓄電池の容量は3~16kWh(キロワットアワー)くらいのものがほとんどです。これに対し、産業用蓄電池は30~300kWhとかなりの容量をもちます。


産業用蓄電池を導入すれば、停電などの影響で送電が停止した場合に備えることができます。特に、病院や福祉施設では送電の停止が死活問題となるため、多くの施設が早い段階で産業用蓄電池を取り入れてきました。コンピュータなどの機器が多いオフィスや工場でも、データや作業内容の保持のために蓄電池を導入しておくのが安心です。

また、電気料金高騰の対策のために産業用蓄電池を導入するケースも増えてきました。オフィスや工場、公共施設などの電気代は一般家庭の電気代とは比較にならないほど高額ですが、産業用蓄電池を活用すればそのコストを大きく削減できます。




■気になる!産業用蓄電池導入のメリットとは?



産業用蓄電池を導入すれば、企業や施設は以下のように多くのメリットを享受できます。



・非常用電源を確保できる


産業用蓄電池を導入する最も大きなメリットはやはり、非常時に電源を確保できるという点にあるでしょう。

最近では線状降水帯の発生による大雨で停電が起きるケースが増えています。また、台風や洪水、地震による停電のリスクも無視できません。

非常時の停電は長期化することもあるため、企業は万一に備えて意識的な対策をする必要があります。

蓄電池の規模によって蓄積できる電力の量は異なりますが、産業用蓄電池があれば目安として1週間分くらいの非常用電源を確保できます。



・電気代の削減につながる


電力のコストを大きく下げられるのも、産業用蓄電池の導入メリットの1つです。

オフィスや工場、施設では多くの電力を使うため、その電気代はかなりの金額になります。最近では電気代の高騰が続いているため、多くの方が高まる電気代のコストに悩まされています。

産業用蓄電池を導入すれば電力のピークカットなどの対策ができ、電力コストを大きく下げることが可能となります。導入する産業用蓄電池の規模によっては、電力を自社内で自給自足できるようになるかもしれません。



・非常時の拠点として活用できる


大型の産業用蓄電池で非常電源をキープしておけば、いざというときに拠点として活用することも可能となります。

自然災害で電力が足りなくなった際に、オフィスや工場施設、公共施設などを避難拠点とすれば、地域に多大な貢献ができるでしょう。




■産業用蓄電池の導入にはデメリットもある?



産業用蓄電池を導入するメリットは多いものですが、以下のようなデメリットも考えられるので注意しましょう。



・導入コストがかかる


産業用蓄電池を導入すればオフィスや施設の電力効率を大きく高められます。一方で、大規模な産業用蓄電池はかなり高額であるため、導入時のコストは無視できません。

無計画に産業用蓄電池を導入した場合、初期コストの回収にかなりの期間がかかってしまうなど、思ったような費用対効果を得られない可能性も考えられます。

とはいえ、産業用蓄電池の導入時には補助金を使えるケースも多いものです。蓄電池導入の初期費用を抑えたい方は、国や地域の補助金について詳しくチェックしてみるのがおすすめです。



・メンテナンスの手間がかかる


産業用蓄電池は初期費用を支払って設置すればそのまま使い続けられるというものではありません。

家庭用蓄電池はメンテナンスなしでもある程度使い続けられますが、大規模な産業用蓄電池を設置する場合には一定頻度でのメンテナンスが必須となります。

メンテナンスの内容は蓄電池の種類によって異なりますが、例えば50kWhの産業用蓄電池を設置した場合、1年ごとのメンテナンス費用は100~200万円ほどかかるのが一般的です。

産業用蓄電池を導入する際には、メンテナンス費用などのランニングコストについても詳しく見積もりをしておきましょう。




■ソーラーパネルと併せた導入でさらに効率よく節電!



産業用蓄電池を導入するのなら、ソーラーパネルとの併用をぜひ検討してみましょう。

特に、工場や公共施設に面積の広い屋根がある場合には、太陽光パネルを多数設置できるため、発電効率が大きく高まります。

日中に従業員が仕事をするオフィスや昼間にラインを稼働させる工場では、昼間にたくさんの電力が使用されるのが一般的です。また、商業施設や公共施設も日中に電力消費が高まりやすいものです。

オフィスや工場、施設などが稼働している日中の時間帯は、太陽光発電の発電量が最大になる時間と一致します。

太陽光パネルで発電した電力をそのまま日中の電力需要に対応させれば、電力コストを大きく下げることも可能となるでしょう。

発電した電力が余った場合には余剰売電という形で収益性を高められます。実際に、発電した電気を自社で使いつつ、余った電気を売って収益を上げている企業は少なくありません。

自社でクリーンエネルギーを発電することは脱酸素の促進にもつながります。産業用蓄電池や太陽光発電パネルの導入をきっかけに、SDGsブランディングを実施するのも有効な方法です。




■まとめ


緊急時の非常電源を確保したいのなら、産業用蓄電池の導入を検討してみましょう。

蓄電システムの導入には、電力コストを下げられるという大きな魅力があります。状況によっては、電力の自給自足を実現できる可能性も考えられます。

最近では、産業用蓄電池と太陽光発電パネルをセットで導入する企業や施設も増えてきました。クリーンエネルギーを効率よく使いながらコストダウンを図りたいとお考えなら、ぜひ豊富なノウハウをもつ業者に相談してみましょう。


愛知県豊橋市のK's電設は、戸建て住宅からマンション、ビル、オフィス、工場まで、あらゆる物件の電気工事ができる対応力の高さが自慢です。

豊富な実績とノウハウを活かし、お客様のニーズに合わせた最適なプランをご提案いたします。

また、K's電設では、太陽光発電の設置工事だけでなく、各種電気工事のメンテナンスにも対応でき、細かな工事の種類ごとに別々の業者に依頼した場合に比べ、打ち合わせの手間やコストを減らすことができます。

工場の電気工事の施工実績も豊富で、お客様のニーズにとことんお応えし、高い技術力による満足度の高い工事をお約束します。電気に関するお悩みは、どんなに小さなことでもお気軽にご相談ください。




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