バスダクト工事とは?工事の種類やメリットについて分かりやすく解説  

皆さんこんにちは、愛知県豊橋市内や近隣地域で電気工事の設計から施工、メンテナンスなどを行っているK's電設です。

工場やビルに電気を引き込むときには、安全で便利なバスダクト工事を実施しましょう。バスダクトを設置すれば、建物内に効率よく電気を引いて使うことが可能となります。

今回はバスダクト工事の種類について、またバスダクト工事を選ぶメリットについてご紹介します。




■バスダクト工事とは?


バスダクト工事とは、建物内に一括送電ができる大きなダクトを引き込む工事のことを指します。

一般的な電気設備の場合、ケーブルを通して建物の中に電気を引き込んでいきます。しかし、細いケーブルに通せる電気の量はそれほど多くない上に、部屋数が多いときには分岐などの手間もかかってしまいます。

こういった問題を解消するために使われているのがバスダクトです。バスダクト工事とは、大型のダクトの中に導体を通して電気を送り込む作業のことです。

バスダクトを使えば建物の中に電気を一括で送電できるため、ケーブルで大量の電気を送電する必要がなくなり便利です。




■バスダクト工事の種類


バスダクト工事は大きく「フィーダバスダクト」と「プラグインバスダクト」、「トロリーバスダクト」の3つに分けられます。それぞれの特徴をみていきましょう。



・フィーダバスダクト

フィーダバスダクトはプラグインジョント(プラグの受け口)をもたないバスダクトのことを指します。

フィーダバスダクトの標準的な長さは約3メートルほどです。接続部にはボルトナットがついており、導体には絶縁を使っています。絶縁によって感電の危険性が大きく下げられるという特徴をもつフィーダバスダクトは、屋内施設の幹線などによく使われます。



・プラグインバスダクト

プラグインバスダクトとは、分岐ができるバスダクトのことです。バスダクトにはプラグの受け口があり、このプラグで分岐をさせれば移設や増設がしやすくなります。



・トロリーバスダクト

トロリーを走行させられるバスダクトのことをトロリーバスダクトと呼びます。トロリーバスダクトは、移動しながら電力供給をするケースでよく使われています。




■バスダクト工事のメリット


バスダクト工事ならではの大きなメリットは、大型タイプなら5,000A以上という大電流を流せるという点にあります。また、ケーブルよりも太いバスダクトは導体相互距離が小さいため、電圧降下を抑えることも可能です。

多くのケーブルを使う工事は時間がかかる上に配線がごちゃごちゃしてしまいますが、バスダクトであれば短時間でキレイに工事を終えられます。建築工事と並行して作業を進められる点も、バスダクトならではのメリットです。




■バスダクトをする際のポイント


バスダクトは電気設備の一部に該当するため、電気事業法や電気設備技術基準などの関連法規に従って施工しなければなりません。またバスダクト工事は、電気工事の中でも高度な技術と知識が必要な工事です。

バスダクト工事を行う際には、専門的な電気工事業者に依頼するのがおすすめです。



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豊富な経験の中で培った対応力の高さが当社の強みです。ノウハウを活かし、打ち合わせの手間やコストを減らしながら電気土木工事や建柱工事にスマートに対応いたします。

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