パソコン平均寿命は何年?長持ちさせるコツを紹介

■パソコンの平均寿命

パソコンの平均寿命は6~7年と言われています。

内閣府の消費動向調査(令和4年3月実施分)の中でも、二人以上世帯のパソコンの平均使用年数は7.4年で、買い替え理由の54.2%は故障によるものとなっています。

また、メーカーの修理用部品の保持期間も6年前後です。


パソコンは、様々なパーツからできており、使用頻度や使い方によってパーツごとに寿命は異なります。

その中でも、内部ストレージが故障してしまうと中に保存している大切なデータが取り出せなくなる可能性があります。

ストレージにはHDDとSSDがあり、それぞれ記録方法が異なります。

HDDは、磁気ディスクの直接読み書きを行っています。構造上、衝撃やほこりに弱く故障しやすいため、SSDよりも寿命が短くなっています。

HDDの平均寿命は約3年、SSDの平均寿命は5年以上と言われています。あくまでも平均なので、その年数ですぐに使えなくなるわけではありませんが、こまめにデータのバックアップをしておきましょう。




■長持ちさせるコツ



パソコンを長く快適に使い続けるためには、高温や熱、湿気に弱いので、内部に熱をこもらせないことや設置場所に注意が必要です。


① 高温対策…パソコンを使ったり保管したりする場所は涼しい部屋を選びましょう。夏場の車内に放置することは厳禁です。

② 熱対策…キーボードの隙間や吸排気口周辺を小まめに掃除して、内部の熱を適切に逃がすようにします。

③ 湿気対策…飲み物をこぼさないように注意するのはもちろん、室温差によっておきる内部結露にも注意が必要です。結露の可能性がある時は、移動後すぐに電源を入れることは避けましょう。

④ 衝撃対策…ノートパソコンを持ち運ぶ際は、極力衝撃を与えないように注意しましょう。衝撃吸収性に優れたケースも販売されています。