電波望遠鏡って何?仕組みをご紹介

■電波望遠鏡とは?

電波望遠鏡とは、宇宙から来る微かな電波を集めるための、巨大なパラボラアンテナや大型のアンテナです。

宇宙から届く電波を集めて分析することで、宇宙で発生するさまざまな現象を研究しています。かすかな電波を集めるのには反射鏡が必要であり、集まった電波を受信受信機システムで分析します。


電波望遠鏡の特徴は、電波の強さに加え、電波が波を打つタイミングも観察できる点です。これによって、高波長分解能観測の実現や干渉計の作成が可能となっています。



■電波望遠鏡の仕組み



電波望遠鏡の仕組みは、家庭用の衛星放送設備で電波を集めるパラボラアンテナと同様です。日本国内にある宇宙電波観測所にも、パラボラアンテナが設置されています。宇宙から届く電波は微弱であるため、観測したい天体の向きにアンテナを設置し、電波を集めます。


電波望遠鏡に集まった電波は、受信機によって電気信号となり、光ファイバーを通してコンピュータへ送られます。星について詳しく調べることができ、天文学的に重要なデータとなるのです。