電気には、アンペア・ボルト・ワットなどの単位があります。これらの単位は、それぞれどのような意味を持っているのでしょうか。この記事では、電気の単位の違いをご紹介します。
■「V(ボルト)」は電気を押し出す力(電圧)
V(ボルト)は、電気を押し出す力・つまり電圧を表しています。Vの数字が大きいほど電圧が高く、多くの電気が使われていることを意味します。
家庭用の電圧は100Vが一般的であり、業務用機械などは200V以上の電圧で作動します。一部の外国では、220Vで設定されており、電圧が異なる海外で日本の電化製品を使うには、変圧器が必要です。
■「A(アンペア)」は電気の流れる量(電流)
A(アンペア)は、電気が流れる量・つまり電流を表しています。一度に使用可能な電気の容量でもあり、家庭での使用電気を20A・30Aなどと定めて契約します。アンペアの容量を超えて、電化製品を同時に使用すると、ブレーカーが落ちるのです。
■「W(ワット)」は電気が仕事をする力(消費電力)
W(ワット)は、1秒あたりの電気エネルギー・つまり消費電力を表しています。電化製品を動かすのに、電気が仕事をする力を数値で表したものであり、数値が大きいほど電気の力も大きくなります。
消費電力(W)は=電源電圧(V)×電流値(A) で表すことができます。
電圧が12(V)で電流が1.25(A)なら12(V)×1.25(A)=15(W)の消費電力になります。