建築図面に記載されているEPS(電気配管区画)とは?

住宅も含めてよく施設利用者や建物購入者が目にするEPSとかPSであったりよくわからない用語。

特に建物利用者が使用することができるスペースではなくただのデッドスペースのように見える空間ですよね。

これは、何を意味しているのでしょうか。スムーズな工事や賃貸契約などのため、覚えておくと便利です。この記事では、EPSとは何かを簡単に解説します。


■EPS(電気配管区画)とは?

「EPS」とは、電気の配線を通すために用意された空間のことを指します。

Electric Pipe Space/Shaft(エレクトリック パイプ スペース/シャフト)の略語で、電気の配管や配線を効率良く上下のフロアに配線するために必要な設備です。


■EPSとPSの違い

EPSと似た役割を持つ設備に、PS(PipeSpace/Shaft=パイプスペース/シャフト)があります。PSは給排水の通り道であり、2階以上のフロアに水廻り設備が設けられている建物には必須となる配管スペースです。


EPS=電気用の配線を縦に通すためのスペース

PS=設備用の給排水管を縦に通すためのスペースとなる為、EPSとPSは、役割や目的は同じであり、通すものが異なります。