静電気体質って本当にある?帯電体質の原因と対策を紹介 


冬になると、静電気に悩む人も多いのではないでしょうか。静電気が起こりやすい人とそうでない人の違いは、体質が大きく関係しています。


静電気が起こりやすい体質を、「静電気体質」または「帯電体質」と言います。これらの体質の人は、体内の電気が放電されにくく溜まりやすいのが特徴です。冬の時期は、空気が乾燥しているため放電されにくいのですが、体質によりさらに体内に溜まりやすくなってしまうのです。


・生活習慣の影響

静電気体質となる原因には、主に不規則な生活および睡眠不足・食生活の乱れ・精神的ストレスの3つが挙げられます。生活習慣の乱れやストレスにより体が酸化してしまうと、プラス電気が増えることで血液がドロドロになってしまいます。



・静電気をためやすい人の傾向

日々の生活習慣の乱れはお肌のバリア機能の低下につながります。

バリア機能は、表皮のもっとも外側に位置する角層が持っている機能のことで、外部からの異物の侵入を防ぎ、体内の水分の蒸発を防ぐ働きがあります。

水分がしっかり蓄えられた肌の場合、静電気は肌の水分を通して日頃から少しずつ放電されるため、静電気で痛みを感じることはあまりありません。

一方で、乾燥肌の人の場合は、水分量が少ないため、静電気が放電されにくく、体にたまりやすくなっています。



静電気体質を改善するには、食生活や睡眠時間などの生活習慣を今一度見直してみましょう。体質が弱アルカリ性になると、静電気を防ぐ効果が期待できます。


静電気の対策として湿度を意識することも有効です。一般的に湿度が25%以下になると静電気が発生すると言われており、加湿器などで室内環境を整えることで静電気対策に繋がります。

また、肌や髪の乾燥は自然放電を妨げてしまうため、クリームなどを使って肌や髪を保湿し、自然放電を促しましょう。