「イルミネーション」は英語だとなんて言うの?日本語と英語で少し意味が違うって本当?

夜の空間を美しく賑やかに演出してくれる「イルミネーション」は、お店や公園、観光地などいろいろな場所に設置されています。特に12月はクリスマスの関係もあり、多くの場所でイルミネーションが見られるようになりますよね。このイルミネーション(illumination)という言葉はもともと英語なのですが、日本語と英語で少し意味が違うことをご存知でしょうか?


日本におけるイルミネーションという言葉は、一般的に「電飾(光の装飾)」という意味で使われています。一方、英語の”illumination”は不可算名詞であり、「光」もしくは「明るくすること」「照らされている状態」といった意味合いです。また、照度(明るさの程度)という意味もあります。


そして、sをつけて”illuminations”にすると可算名詞となり、日本語の「イルミネーション」とも同じような意味で使えるようになります。ただ、意味する範囲はもっと広く、「照明」全般を指す言葉として使えます。そのため、日本風の“Christmas illuminations”という表現も、間違っているわけではありません。


ただ、ネイティブスピーカーの間では、もっと素直に”Christmas lights”と表現されるのが一般的です。日本において、イルミネーションという言葉が「電飾」という意味で普及した理由は不明ですが、単純に響きがおしゃれだからなのかもしれませんね。