「あれ、家電の電池が切れちゃった! ストックあったかな……う~ん、2本必要なのに1本しかないぞ。しょうがない、1本だけ新しいのに交換すればいいだろう」
電池が必要になった時、このような対応をした経験がある方は、決して珍しくないと思われます。この場合、使用済みの古い電池と新しい電池を混ぜて使うことになるわけですが、問題はないのでしょうか?
結論からいうと、古い電池と新しい電池を混ぜて使ってはいけません。なぜなら、使える時間が短くなってしまうからです。さらに、種類の異なる電池を混ぜて使った場合と同様に、古い電池が液漏れを起こすこともあります。漏れた液体は有毒で大変危険な上に、電池を入れていた機器の故障にもつながりかねません。
したがって、複数の電池を使用する機器の電池を交換する時は、一度にすべて交換するのが鉄則です。また、電池のストックは未使用のものと使用済みのものが混在しているかもしれませんし、購入から時間が経過しているなら未使用でも放電しているかもしれません。購入した電池はしっかり管理し、同じ種類・同じ購入時期・同じ使用状況でまとめておくのがおすすめです。