火力発電はどんな仕組みで発電しているの?基本的な原理を解説

日本の電力は、約8割を火力発電でまかなっています。火力発電所がなければ、私たちの生活は成り立たないといっていいでしょう。しかしながら、火力発電はどのようにして電力を生み出しているのか、あまりご存じない方も多いのではないでしょうか。


火力発電の基本的な原理としては、まず燃料を燃やしてお湯を沸かし、蒸気を発生させます。その蒸気によって蒸気タービンを回転させ、電力を発生させるという仕組みです。やかんでお湯を沸かし、その口から勢いよく出てくる湯気を、風車に当てて回転させるようなものだと考えていいでしょう。


また、蒸気タービンを回転させた後の蒸気は、「復水器」によって冷やされて水に戻り、再びボイラーで加熱されて蒸気へ……という動きを繰り返します。復水器は大量の冷却水を必要とするため、火力発電所は海に近い場所に設置されるのが一般的です。


なお、火力発電の燃料としては石油、LNG(液化天然ガス)、石炭などが使われます。日本はこれらの資源に乏しい国なので、さまざまな燃料を組み合わせて使用し、エネルギーの安定確保に努めています。最近はバイオマス(生物資源)燃料も導入され、石炭の使用量を減らすことでCO2を削減できるようになりました。


現在、日本の火力発電の環境技術と発電効率は世界トップクラスです。火力発電は排気ガスが出てしまうのが大きな欠点ですが、日本の火力発電は大気汚染物質の90%以上を除去し、無駄の少ない発電を可能にしています。今後もさらなる技術の発展に期待しましょう!