加湿器の正しい収納方法とは? 水洗いと乾燥でカビやサビを防ぎましょう

乾燥しやすい秋から冬にかけては、加湿器が大活躍します。6月頃になると湿度が高くなってくるため、加湿器も次の出番までしまっておかれるわけですが、皆さんはこの際きちんとお手入れをしていますか? もし何のメンテナンスもせずに加湿器をしまうと、次に出した時にカビだらけになっているかもしれません。



加湿器はタンクに水を入れるため、内部にカビやカルキ汚れ、水垢などがよく発生します。そのまま加湿器を使うのは非常に不衛生で、呼吸器疾患やアレルギーを引き起こしかねません。特に超音波式や気化式の加湿器は水を加熱しないため、内部で雑菌が繁殖しやすい点に注意が必要です。また、湿気はサビの原因にもなり、加湿器を故障させてしまうおそれもあります。


こういったトラブルを防ぐためにも、加湿器をしまう時はお手入れをすべきなのです。細かい方法は機種によって違うので説明書を読んでいただきたいのですが、一般的なお手入れの方法としては、まずタンクの水を捨てて水洗いします。取り外し可能なパーツはすべて外して洗いましょう。水垢やカルキ汚れはクエン酸水、カビのニオイは重曹水、フィルターの黄ばみは酸素系漂白剤へのつけ置きが有効です。


そして、洗い終わったパーツは乾いた雑巾などでしっかりと水気を拭き取り、自然乾燥させましょう。完全に乾燥したら加湿器を化粧箱などに入れ、なるべく湿度の低い場所で保管します。丁寧にお手入れをすれば、次のシーズンも気持ちよく加湿器を使えるので、ぜひ試してみてください。