足元を素早く暖める床暖房は、 寒い時期に大変重宝する暖房設備です。床暖房のタイプには2種類あるため、それぞれの種類の特徴を理解しておくと良いでしょう。
■電気式
「電気式」は、電気が熱源であり、蓄熱式とヒーター式に分かれます。手頃な初期費用であるうえ、ガスエンジンなどの熱源機も不要で、すぐに床暖房の導入が可能ですが、熱源は電気に限られます。契約している電力プランの内容によっては、温水循環式よりも電気代が高くなる可能性もあります。
■温水循環式
「温水循環式」は、ガスエンジンタイプとヒートポンプ(電気)式があります。ガスエンジンタイプは、ガスを使うことで立ち上がりが早く、短時間で床が暖かくなります。ヒートポンプ式は、排ガスが出ないため環境に優しい点が特徴です。電気式に比べ、ランニングコストは抑えられるものの、設置費用が高いデメリットがあります。
このように、電気式・温水循環式それぞれにメリットとデメリットがあります。製品カタログなどを参考にしたり、業者に相談したりしながら、設置費用とランニングコストの双方を考慮しつつ選ぶことが大切です。