前回の記事ではスマートフォンの寿命や、寿命が近づいてきた時に発生する問題について解説しました。今回は前回の続きとして、なるべくスマホを長持ちさせる使い方をご紹介します。1番単純な方法は使用頻度を減らすことなのですが、それは難しい場合も多いでしょう。では、他にどのような方法が考えられるでしょうか。
まず意識していただきたいのは、バッテリーの残量が減ってきたら早めに充電し、充電が完了したらすぐに充電コードを外すことです。満タンになっているのにいつまでも充電を続けることを「過充電」、充電がゼロの状態で長時間放置することを「過放電」といい、どちらもバッテリーの劣化を早めます。充電しながらスマホを使ってもバッテリーに負荷がかかるので、充電は適切に行いましょう。
また、劣化したバッテリーは早めに交換するのがおすすめです。古いバッテリーは、膨張したり発熱・発火したりするおそれがあります。スマホのバッテリーの劣化を補うために、モバイルバッテリーを使っている方もいるようですが、これはあまり好ましくありません。決して無理に使わず、バッテリーを交換するかスマホ自体を買い換えるようにしてください。
その他、スマホを高いところから落として衝撃を与える、水に濡らしたり湿気の多い場所に放置したりする、発熱したスマホを冷蔵庫で冷やすといったことは、すべてスマホに大きなダメージを与え寿命を縮めます。スマホは精密機械であるということを忘れてはいけません。
結局のところ、スマホケースを装着して保護する、水に濡れたらすぐに拭く、お風呂などに持ち込まない、車内や直射日光が当たる場所に放置しない、発熱したら一旦電源を落とすか余計なアプリを終了させる……といった普段からの心がけが何よりも重要なのです。スマホを大切に扱って、少しでも寿命を延ばしてあげましょう。