最近は「ステイホーム」が推奨され、「おうち時間」が長くなりました。この機会に自炊に挑戦している方も多いでしょう。その影響で大人気となっているアイテムが「電気調理鍋」です。
電気調理鍋とは、文字通りガスコンロを使用せず、コンセントから電気を供給して調理をする鍋のことをいいます。電気炊飯器の鍋版のようなものと考えていいでしょう。大きく分けると、圧力をかけるタイプとかけないタイプがあり、製品によっては無水調理や蒸し調理もできます。
その人気の理由はいくつもありますが、最大のメリットは時短調理に向いていることです。材料を入れてメニューや加熱方法を選択するだけで、かき混ぜや温度管理もすべておまかせ可能。放っておくだけで料理ができあがります。朝に材料を入れて予約し、帰宅した時にできたてを食べられるようにする……という使い方もできるのです。
とはいえ、電気を使う以上は電気代が気になるところ。ただでさえ在宅時間が長くなっている現状では、なるべく電気代を節約したいものですが、電気調理鍋にはどのくらいの電気代がかかるのでしょうか?
これは製品や電気料金プランにもよりますが、標準的な製品と電気料金単価で計算すると、1時間あたりの電気代は21円~22円程度です。1分あたりだと0.35円~0.36円程度になります。1品作るのに電気調理鍋を15分使用するなら、5.25円~5.4円ほどです。
したがって、毎日1品作ったとしても、1ヶ月でも160円ほどにしかなりません。調理の手間を大幅に減らしてくれることを考えると、コストパフォーマンスは十分といえるでしょう。それでも電気代が気になる場合は、電気料金プランの見直しがおすすめです。