こんな機能も! 進化するテレビ付きインターホン

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた「新しい生活様式」で掲げられているのが、感染防止のための身体的距離の確保。

例えば、宅配便の受け取りもその一つと言えるでしょう。


これまではわざわざ玄関に出て、配達員と対面でサインをして荷物を受け取らなければならなかったところ、応答一つで玄関前に置いてもらえるようになりました。


その時にお役立ちとなるのがテレビモニター付きインターホン。今回は、テレビモニター付きインターホンの進化する技術をご紹介します。




■テレビモニター付きインターホンのメリットとは?


インターホンには通話機能しかないものや、呼び鈴が鳴るだけで通話ができないタイプもありますが、テレビモニター付きインターホンは訪問者の姿を映しながら対話もできる一挙両得スタイルのすぐれもの。


訪問者を確認してから対応できるので、従来のインターホンより安全性が高く、もはやスタンダードになりつつあります。玄関に出ることなく屋内で対応が完結するので、不審者や空き巣などに姿を見られないというメリットも、ニーズを支えている理由でしょう。


モニター付きインターホンには機種やグレードにもよりますが、さまざまな機能が付いています。


例えばモニタリング機能。インターホンが鳴らなくとも玄関先で不審な音がしたら、家の中から外の様子を確かめることができます。


さらに非常ボタンがついているタイプや、玄関先で異常を感知すると警告音を鳴らすタイプなどもありますので、防災・防犯の面でもうれしいですね。


モニターも画角が広い広角タイプや、夜になるとLEDが点灯するタイプ、そして防水機能付きで設置場所を選ばないタイプも登場しています。




■モニター付きインターホンを交換する際の注意点とは?


テレビモニター付きインターホンには、ご自身で交換できる場合と、専門業者が扱う場合、2つのケースがあります。


まずインターホンの交換で配線工事が必要な場合は、電気工事士を取得している専門業者に依頼しなければなりません。


ご自身で交換したい場合は、購入前に資格がなくとも交換できるタイプかどうかの確認を。また現在のインターホンの状況も確認しましょう。電気プラグ式や乾電池式インターホンで近くにコンセントがある場合は、一般的にはご自分で交換が可能です。


ただしいずれにせよ電気を扱うことになるので、安全のために専門業者に依頼することをおすすめします。

インターホンがマンションのオートロックや電気錠と連動している場合は、まず管理組合や管理業者に相談することをお忘れなく。




■人気のタイプを導入して、家事ラク・防犯性を実現!


該当商品:パナソニック(VL-SWH705KS)


最近人気を集めているのは、ハンズフリーで会話ができるもの、クラウド対応のもの、そして録画機能がついているタイプなどが挙げられます。


ハンズフリータイプは訪問者が来たら画面を指先でタッチすることで通話状態に転じるので、手がふさがっていても気軽に対応ができます。インターホンから離れていても音が届く場所なら会話ができるので、子育て中の方にとってはありがたいですね。


クラウド対応タイプは、インターネットにつながる環境が前提ですが、パソコンやスマホで訪問者を確認できるので、近年とりわけニーズが高まっています。外出先でも訪問者とリアルタイムで会話ができるので、お子さんの帰宅を出先から確認できたり、不在時に宅配便が届いても宅配ボックスに入れてもらうよう指示を出すことが可能です。


録画機能がついているタイプですと不在時でも、後からいつ誰が来たかを確認できます。不審者やしつこい訪問販売にお困りのようでしたら、録画をSDカードなどに保存できる機種を選ぶとよいでしょう。


住宅のIOT化とスマートハウスが普及しつつある現在、テレビモニター付きインターホンの進化にもめざましいものがあります。上手に先端技術を取り入れて、便利で安全な暮らしを送りたいものですね。