ご自宅の火災報知器は本当に安全?

 

みなさんのご自宅には火災報知器を設置しているでしょうか?総務省が発表している住宅用火災報知機の設置率の調査報告によると、「愛知県内では80.7%のご自宅において火災報知器を設置されている」というデータがあります。


多くのご家庭に設置されている火災報知器ですが、実は寿命があるのです。2006年の消防法改正から14年が経ち、住宅用火災報知器が寿命を迎えているご家庭もあるかと思います。


そこで今回は、火災報知器について、気を付けてほしいチェックポイントをご紹介します。




■火災報知器のチェックポイント


火災報知器の設置が義務付けられてから、火災の発生件数や死者数、焼損床面積は減っているものの、設置している住宅においても火災による犠牲者が出ているというデータがあります。火災報知器はただ設置すればいいというわけではなく、適切な使い方や日頃からの確認が必要になります。ここでは、火災報知器について、確認するべきチェック項目を3つご紹介します。



適切な場所に設置しているか



ひとつ目のチェックポイントは、「火災報知器を適切な場所にしているか」です。火災報知器の設置場所で全国共通で義務付けられているのは、「寝室および寝室がある階の階段上部」となっています。また、各市町村によっては、上記以外の場所にも設置することが義務付けられているところもあります。まずは各市町村の条例を参照して、定められた場所に火災報知器を設置することが大切です。


そして、火災報知器を設置する場所として、もっともおすすめなのがキッチンです。条例を見比べてみると、キッチンが設置場所の対象外となっている地域もあります。しかし、建物火災の発生原因で一番多いのが「コンロからの出火」なので、キッチンには火災報知器を設置しておくべきでしょう。1日の生活を振り返ってみても、もっとも火を使う場所はキッチンです。寝室や階段だけではなく、日常的に火を使うキッチンや、キッチンに隣接しているお部屋にも火災報知器を設置することをおすすめします。



寿命がきていないか



ふたつ目のチェックポイントは、「火災報知器の寿命がきていないか」です。火災報知器の交換目安は10年と推奨されており、10年以上使用している場合は、寿命がきていると判断できます。古くなったものをそのまま使用していると、電子部品の接触不良やホコリの目詰まりなどによって正常に作動せず、火災が発生した際に感知してくれないなどの事態も考えられます。火災報知器を10年以上使用している場合は、早めに新しいものに交換することをおすすめします。


また、最近の火災報知器は、複数の部屋をワイヤレスで連動させて火災を知らせてくれる製品なども登場しています。どのタイプがご自宅に合うのか検討しながら、新しい火災報知器を探してみるのがいいかもしれません。



電池が切れていないか



最後にみっつ目のチェックポイントとして、「電池が切れていないか」を確認しましょう。火災報知器の電池には専用の電池が使用されており、電池寿命は約10年となっています。メーカーによって異なりますが、火災報知器の電池寿命が近づくと、警報音が鳴るように設定されています。警報音に気付かずに使用し続けていたり、正常に作動していないため警報音が鳴らなかったりというケースも想定されるため、電池が切れていないかどうかは確認しておきましょう。


ご自宅の火災報知器が正常に作動しているか、電池が切れていないかについては、簡単に確認ができます。火災報知器のボタンを押したり、ひもを引いたりすることで作動チェックをしてあげましょう。正常なら、「ピピ、ピーピーピー」や「ピーピーピー火事です」というような音が鳴ります。音が鳴らない場合は、電池が正しくセットされていないか、電池切れ・寿命切れ、機器本体の故障が疑われます。火災報知器を10年以上使用しているご家庭は、まずは作動チェックを行うことをおすすめします。そして、正常であったとしても、電池交換や機器交換もあわせて検討するようにしましょう。




■まとめ


火災報知器は、いざ火災が起こってからではないと、作動不良や寿命切れに気付かないことかもしれません。しかし、それでは本末転倒です。火災報知器を日頃からチェックしてあげることが、自宅と家族を守ることにつながります。新年度を迎えるタイミングで、今一度家の中の防災を見直してくださいね!