「電力自由化」とはいったいなに? わかりやすく簡単に解説!


2016年の4月から施行された電力自由化。


施行当時はメディアに取り上げられていたこともあり、聞き覚えのある方は多いことでしょう。

でも詳しい内容は分からず「なんとなくお得なのかな?」くらいの認識のご家庭もあると思います。




■そもそも電力自由化で何が変わったのか


電力自由化の施行によって、一体私の暮らしはどのように変わったのでしょうか。

簡単に言うと「自分で電力会社を選べるようになった」のです。




これまで私たちは済んでいる地域によって、決められた電力会社としか契約できませんでした。

関東であれば「東京電力」、関西は「関西電力」、

愛知県は「中部電力」から電気を買っていたと思います。


しかし電力自由化によって、その縛りは撤廃されました。

さまざまな会社が自由に電力を売買できるようになったのです。


中部地方でいうと、これまで中部電力1社の独占市場だったのが35社に増えました。

選択の余地があるというのは、消費者として嬉しいことですよね。




■電力会社を選べることで生まれるメリットとは?





電力会社を選べるということは、自分に最もフィットする電気の使い方を選べるようになったということ。


これは、消費者にとって大きなメリットです。

単純に電気代が安く済む電力会社を選べるのはもちろん、自然エネルギーを使ったエコな電力を選べますし、他のサービスとセットで申し込むとよりお得に使えるようになるプランも組めます。


電力市場に参入した会社は実にさまざま。

KDDIやソフトバンクなどの携帯電話系の通信会社や、東京ガスや大阪ガスなどのガス会社、ENEOSや昭和シェルなどの石油会社など、あらゆる会社が電気を供給しているのです。


ネットやガスと一緒に電気を契約することで安く使えるプランがありますので、セットで申し込むのもおすすめですよ。



ちなみに電力会社を変えるに当たって、面倒な作業は一切ありません。


変更する場合は新規電力会社がすべて連絡業務を整えてくださるので、もとの電力会社に連絡する必要もないのです。もちろん住まいのブレーカーもそのまま継続して使えます。


マンションやアパートにお住まいの方も、電力会社は1部屋ごとに変えられるので、オーナー様に連絡する必要もありません。




■停電するリスクが高まる恐れもなし!


電力自由化によって、個人が自由にインフラ設備を整えられる時代になりました。

内容を理解しきれず、いまだに以前のままの電力会社を選んでいる方は、ぜひ一度自分にあったプランを考えてみてください。


停電が起きやすくなるなどのリスクが高まる心配はありません。

単純に費用をカットしながら賢く電気を使えるようになるので、まずは見直すことをおすすめします。