タスク・アンビエント照明とは?その省エネ効果と快適性についてご紹介

New

皆さん、こんにちは。愛知県豊橋市を拠点に、電気工事の設計から施工、メンテナンスまで手掛けているK's電設です。


タスク・アンビエント照明は近年注目を集めている照明方式ではあるものの、実際のところどのような照明方式なのか、どのようなメリットがあるのかよくわからないという方もいるでしょう。


この記事ではタスク・アンビエント照明の概要や特徴、導入が効果的な場所・場面について解説します。




■タスク・アンビエント照明とは?



タスク・アンビエント照明とは、作業エリアとその周囲を別々に明るくする照明方式です。経済産業省では、快適な室内環境を保ちながらも消費エネルギー量を大幅に削減する建築物の実現・普及を進めています。そのための方法のひとつとして、タスク・アンビエント照明に注目が集まっています。


タスク照明は作業エリアに集中して光を当てる照明で、アンビエント照明は部屋全体を明るくするための照明です。アンビエント照明は、オフィスや学校などでよく使われる全般照明(室内全体を均一に照らす照明方式)ほどの明るさを必要としないため、タスク照明で必要なところだけを効率的に明るく照らすのがタスク・アンビエント照明の大きな特徴です。



・タスク照明(Task Lighting)


タスク照明はいわゆる局所照明のことで、タスク(作業)が行われる場所だけを照らす照明のことを意味します。具体的には、スポットライトやテーブルスタンド、ダウンライト、ペンダントライトなどが使用されます。



・アンビエント照明(Ambient Lighting)


アンビエント照明とは部屋全体を明るくするための照明で、アンビエント(環境)を全体的に均一に明るくする照明を意味します。具体的には、シーリングタイトやシャンデリア、ブランケット、足元灯などが使用されます。




■タスク・アンビエント照明の省エネ効果と快適性



タスク・アンビエント照明の主な特徴として、「省エネルギー・コスト削減」「快適性・作業効率の向上」「フレキシビリティ(柔軟性)」の3つがあります。それぞれについて解説します。




・省エネルギー・コスト削減


タスク・アンビエント照明は作業する場所にだけ必要な明るさの照明を使い、部屋全体は適度な明るさに抑えるため、照明に必要なエネルギー消費量を削減できます。作業をしていない場所のタスク照明を消灯しておけばより省エネルギーになり、コスト削減になるでしょう。



・快適性・作業効率の向上


タスク照明で作業に適切な照明を使用することで、より作業に集中しやすくなり、作業効率の向上が期待できます。視覚的な快適さは目の負担を軽減するため、長時間の作業でも疲れにくくなるでしょう。また、アンビエント照明のやわらかい光は心身をリラックスさせることにもつながるため、明暗バランスの良い快適なオフィス環境を作れます。



・フレキシビリティ(柔軟性)


タスク照明として使用されるスポットライトやテーブルスタンド、ペンダントライトなどは基本的に可動式なので、作業する場所に合わせて設置できます。作業場の配置変更などの際にも柔軟に対応可能です。




■タスク・アンビエント照明の導入が効果的な場所・場面とは?



タスク・アンビエント照明は、「個々の作業が独立しているオフィスやワークスペース」「占有面積が広い、または天井が高い空間」「高照度が必要な作業や在席率が低い場合」などにとくに効果的です。それぞれについて解説します。



・個々の作業が独立しているオフィスやワークスペース


個々の作業スペースが独立している場合は、タスク・アンビエント照明を導入して個々の作業スペースに適切な照明を使用するのが効果的です。



・占有面積が広い、または天井が高い空間


1人あたりの占有面積が大きい場合や、天井が高い空間は、全体を均一に明るくしようとすると、無駄なエネルギー消費が増えてしまいます。タスク・アンビエント照明を導入して作業スペースを個別で明るくしたほうが、効率的に明るさを確保できます。



・高照度が必要な作業や在席率が低い場合


高照度が必要な作業や、勤務時間帯の在席率が低い場合にもタスク・アンビエント照明の導入は効果的です。たとえばフレックスタイム制や24時間対応が必要な職場などで全般照明を使用すると、無駄なエネルギー消費が増えてしまいます。タスク・アンビエント照明は必要な場所と時間に限定して照明を使用できるため、柔軟な対応が可能になります。


タスク・アンビエント照明を導入することで効率的に作業が進められ、省エネルギーにもつながることから、オフィスや工場、研究施設、教育現場などさまざまな空間で導入が進んでいます。


タスク・アンビエント照明を導入し、タスク照明とアンビエント照明を使い分けることで、快適性・作業性・省エネ性を高めることが可能です。ただし、照度バランスや配置計画を検討する際には、専門家のアドバイスを受けて最適な照明計画を立てることが推奨されます。


愛知県豊橋市のK's電設は、戸建て住宅からマンション、ビル、オフィス、工場まで、あらゆる物件の電気工事ができる対応力の高さが自慢です。豊富な実績とノウハウを活かし、お客様のニーズに合わせた最適なプランをご提案いたします。


また、K's電設では、太陽光発電の設置工事だけでなく、各種電気工事のメンテナンスにも対応可能です。細かな工事の種類ごとに別々の業者に依頼した場合に比べ、打ち合わせの手間やコストを減らすことにもつながります。


K's電設では、タスク・アンビエント照明の施工も可能です。乾燥しやすい季節は静電気が発生しやすく火災のリスクも高まるため、静電気対策を強化することも大切です。K's電設ではは工場の電気工事の施工実績も豊富で、お客様のニーズにとことんお応えし、高い技術力による満足度の高い工事をお約束します。


電気に関するお悩みは、どんなに小さなことでもお気軽にご相談ください。