皆さん、こんにちは。
愛知県豊橋市を拠点に電気工事を行う株式会社 K‘s電設です。
今回は、ビルのエネルギー管理システムBEMSについて詳しく解説します。BEMSが求められる背景や実際に運用する際のポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
■BEMSとは?
BEMS(ベムス)は「Building Energy Management System」の頭文字を取った略称で、「ビル・エネルギー管理システム」という意味を持ちます。
オフィスビルや商業ビルの運用には大きなエネルギーが必要です。しかし、階層の多い建物や複雑な構造の建物では、エネルギー使用状況や設備の運転状況を把握できないこともあります。
BEMSには、ビル内で使用するエネルギーの使用量を可視化するという大きな目的があります。
近年では気候変動への関心が世界規模で高まっており、多くの企業が省エネ対策を実施するようになってきました。
現段階でBEMSを導入しているビルというのはそれほど多くありません。しかし環境省は、2030年にBEMSの導入を48%まで引き上げる目標を立て、普及を拡大させています。
BEMSはビルに特化したEMSですが、家庭向け(Home)のEMSは「HEMS(ヘムス)」、工場(Factory)向けのEMSは「FEMS(フェムス)」と呼ばれ、それぞれ注目を集めています。
■消費エネルギーの見える化でコスト管理が簡単に!
BEMSには、エネルギー消費の傾向を可視化できるという良さがあります。エネルギー消費の状況を把握すれば、必要に応じた効果的な改善も行えるでしょう。
もちろん、ピークカットやエネルギー使用量の削減など、ランニングコスト対策を行うことも重要なポイントです。さらに、クラウドBEMSを活用すればエネルギー管理自体を省力化できる可能性も高まります。
■クラウド型システムで中・小規模のビルでも導入が容易に?
クラウド型のBEMSとは、遠隔地からビルを管理できる最新システムのことです。
クラウド型システムを導入すれば、複数のビルを連携させたり、機能の追加変更を外部から実施したりと便利に活用できます。
クラウド型システムは導入コストや運用費がリーズナブルという特徴があります。低コストなシステムであれば、中規模・小規模のビルにも導入しやすいでしょう。
・BEMS導入にともなう注意点とは?
BEMSには、無駄なエネルギー消費を抑えられるという魅力があります。長期的に見れば、維持コストを大きく削減することも十分可能でしょう。
一方でBEMSには、まとまった金額の初期費用がかかるというデメリットもあります。導入時には、初期費用と維持費のバランスを十分に考えることが大切です。
愛知県豊橋市のK‘s電設は、戸建て住宅やマンション、ビル、オフィス、工場などあらゆる物件の電気工事に対応しています。
豊富な実績とノウハウ、そして対応力の高さが当社の自慢です。お客様のニーズをしっかりとヒアリングし、最適なプランをご提案いたします。
また当社は太陽光発電の設置工事、各種電気工事のメンテナンスにも対応可能です。工場の電気工事の施工実績も豊富で、高い技術力による満足度の高い工事をお約束します。
細かな工事の種類ごとに別々の業者に依頼するのはわずらわしいものです。しかし、すべての工程を当社にお任せいただければ、打ち合わせの手間やコストを大きく省けます。電気に関するお悩みは、どんなに小さなことでもお気軽にご相談ください。