人は寝ることで疲労回復やメンタルケア、免疫機能の促進など様々な効果を得られます。
そんな睡眠の質は、布団の状態によって大きく左右されるものです。
睡眠の質を高めるためには、自分に合った生地や柔らかさのものを選ぶだけでなく、布団を清潔に維持することが重要です。
そして清潔感を維持するためには汚れや雑菌はもちろん、ダニの繁殖にも注意しなければなりません!
今回は、布団に潜むダニを退治するための効果的な方法について紹介します。
快適かつ健康的な睡眠を追求したい方は、是非チェックしてみてください。
■布団に潜むダニはどの時期に多くなる?
ダニは微生物の一種で、私たちが何気なく眠っている布団の中にも生息しています。
目に見えないだけで、実はかなり多く布団に潜んでいることもあるので注意が必要です。
そしてダニは、湿度が高い6月から8月のムシムシした時期に数を増やします。
気象庁のデータによると、6月から8月にかけての平均湿度は約82%。
ダニが快適だと感じる湿度が60%~80%で平均湿度に近しいため、この時期に繁殖しやすくなるのです。
とくに布団やカーペットは湿度が高く、温かさもあるためダニは住処として好みます。
ダニを吸い込むと気管支に支障をきたしたり、肌トラブルやアレルギー反応を引き起こしたりすることも少なくありません!
健康的で安全な睡眠を確保するためにも、ダニ除去の徹底は必要不可欠なのです。
■布団乾燥機のダニ退治がおすすめ
布団にいるダニを退治する方法としておすすめなのが、布団乾燥機を活用することです。
微生物や菌は、熱や乾燥によって死滅するというイメージを持っている方は多いはず。
実際その通りであるため、洗濯して天日干しをすれば大丈夫と考える人も多いのですが、実はそれでは不十分なのです。
対策が不十分な理由として、天日干しでは日光が当たる面に偏りができるため、布団の奥や裏側にダニが逃げてしまうことが挙げられます。
結果として、完全に退治できないまま終わってしまうことも少なくありません。
つまり、ダニ退治のためには布団を満遍なく温めることが重要となります。
その際に天日干しでなく布団乾燥機であれば、布団全体を60~70度まで温めることが可能です。
ダニが好む20~30度の温度、60%程度の湿度という環境から大きく離れさせることができるので、天日干しよりも効果的な対策だといえます。
■布団乾燥機によるダニ退治の効果的な方法
では最後に、布団乾燥機を使用してダニ退治をする最も効果的な方法をお伝えします。
結論としては朝夜の1日2回、それを3日連続で計6回おこないましょう。
上述した通り、ダニは温度が上がると冷たい部分に逃げていきます。
布団の片面だけを温めてもダニは反対側に移動してしまうため、1回乾燥が終わったらその反対側にも熱を当てて、布団全体を網羅的に温めることが重要なのです。
また布団だけでなく、マットレスにもダニが潜んでいる可能性が考えられます。
よって月に1回程度は、マットレスにも乾燥機を使用しましょう。
そしてダニの繁殖を抑制するためには、定期的に布団乾燥機を使うことがおすすめです。
夏場は1~2週間に1回程度、冬場は1ヵ月に1回程度のペースで布団乾燥機の使用を検討してください。
ダニは1度の乾燥で、約30%しか死滅しないとされています。
徹底的なダニ退治には、頻繁かつ定期的な乾燥が必要です!
■安心かつ快適な眠りを布団乾燥機で守りましょう
ダニ退治を徹底しておこなうことで、安心かつ快適な眠りを手にできます。
もちろん、快適な睡眠を得るための一要素ではあるものの、健康面も考慮すると手を抜けない部分だといえるでしょう。
一日の終わりを穏やかに迎えて翌日への活力を生むためにも、日々の定期的な布団乾燥は有益なのです。
睡眠の質や就寝中の健康管理に気を遣いたいなら、ぜひ布団乾燥機の使用を検討してみてください。