スマホのバッテリーで使用されているのは「リチウムイオン電池」です。
リチウムイオン電池は、継ぎ足し充電によって、バッテリーがあるのに電圧が下がってしまう「メモリー効果」はほとんど起きません。しかし、使用期間が長くなるほど、充電容量が減ってきて、充電の持ちが悪くなります。
充電のたびに容量が減少して一般的に300回の充電で7~8割、500回の充電で5~7割に減るといわれています。この場合の充電とは、充電量が0%から100%に達する充電量を1回とカウントするため、仮に50%の残量がある状態で100%まで充電すると0.5回のカウントとなります。
よって、2~3年ほどでバッテリー交換を検討する時期だと覚えておきましょう。
その他、下記のような状態になった場合も、交換を考える目安です。
・100%充電しても、丸一日充電が持たなくなる
・突然シャットダウンして、再起動を繰り返す
・スマホが熱を持つようになる
・スマホの設定画面に劣化している旨のメッセージが表示された
特にスマホが熱を持つようになった場合は要注意です。
バッテリーが熱を持つようになると、バッテリー内部にガスが溜まってしまう場合があります。蓄積したガスによってバッテリーが膨張すると、「発火」や「爆発」を引き起こす危険があると言われています。
熱を持つようになった、膨張してきたという場合、早めにバッテリー交換が必要です。