首掛け扇風機とネッククーラーの違い!気になるネッククーラーの仕組みも紹介

暑さが厳しくなる夏場は、体に身につけるタイプの冷却ガジェットを持っておくと、どこでも涼を取れるので大変便利です。代表的なものとしては「首かけ扇風機」と「ネッククーラー」がありますが、この2つがどのように違うのかをご存じでしょうか?


まず首かけ扇風機は、文字通り「首にかける扇風機」です。一般的な据え置き型扇風機と同じく、電力によって小型のファンを回して首まわりに風を送ります。うちわや扇子と違って、自分の手を動かさなくていいのが大きなメリットです。


一方ネッククーラーは、「ペルチェ素子プレート」を使った冷却ガジェットです。ペルチェ素子プレートは、通電すると片面が冷え、反対側の面が発熱するという性質を持っています。この性質を利用して首の横や後ろを冷やし、発生した熱はファンによって排出します。


つまり、同じ「小型ファンが付いた冷却ガジェット」でも、仕組みやファンの役割がまったく違うのです。両方の機能を兼ね備えた製品もあるので、求める冷却能力や好みに応じて使い分けるといいでしょう。


ちなみに、ペルチェ素子プレートに流す直流電流の向きを逆転させると、冷却される面と発熱する面も逆になります。これを利用して、「夏はネッククーラー、冬はネックウォーマー」として使える製品も登場しています。他にもいろいろ便利な冷却ガジェットが販売されているので、夏を乗り切るために用意してみてはいかがでしょうか。