信号機の電球交換はいつ行っている? LEDのへの切り替えは進んでいるの?

道路に数多く設置されている信号機は、安全な交通のために必要不可欠な設備です。24時間休みなく稼働しており、停電などのトラブル時を除くと、信号機が切れているところを見かける機会はまずありません。信号機の電球は、交換の必要がないのでしょうか?


結論からいうと、もちろん信号機の電球にも寿命はあり、交換する必要があります。切れているところを見かけないのは、寿命を迎える前に定期的に交換しているからです。一般的な交換のタイミングは半年~1年に1回で、交換作業は夜間などの交通量の少ない時間帯に行います。電球自体も、耐久性の高い特殊なものが使われています。短時間でも信号機がつかなくなると大変なことになるので、当然といえるでしょう。



また、一般的な照明器具と同じように、近年では信号機もLED式のものが普及しています。LEDの寿命は6年~8年程度と電球の約10倍で、交換の頻度が低くて済むため、交換作業の時間が限られる信号機にとっては大きなメリットです。寿命を迎える前に定期的に交換するのは電球と同様ですが、交換の方法としてはLEDユニットのみを交換するパターンと、信号機そのものを交換するパターンがあります。


さらに、LEDの消費電力は電球の約6分の1で、光の視認性が高いのも大きなメリットです。このようなメリットの多さにより、電球式の信号機からLED式への切り替えが進んでおり、全国での普及率は約60%。東京の車両用信号機では100%に達しています。


しかし、いかにLED信号機が長持ちするとはいっても、絶対に故障しないわけではありません。交通の安全のためにも、万が一信号機が消えているのを見かけたら、すぐに警察へ通報しましょう。