安全で電気代も節約できる!オール電化住宅のメリットを紹介

 

住宅にはさまざまな形態がありますが、比較的最近になって登場・普及してきたスタイルに「オール電化住宅」があります。多彩な魅力を持つ住宅ではあるものの、普及率はまだそれほど高くないので、実はどのような家なのかよく知らないという方も多いでしょう。そこで今回は、オール電化住宅のメリットや注意点をご紹介します。




■オール電化住宅の基本と選ばれる理由



オール電化住宅は、家庭内で使用するすべてのエネルギーを電気によって賄う住宅です。これに対し、ガスと電気を併用する従来型の住宅を「ウィズガス住宅」といいます。従来の住宅ではガスを使用していた設備を、すべて電気で動くものに切り替えたのがオール電化住宅、と考えていいでしょう。


たとえば、調理はIHクッキングヒーター、給湯はエコキュートや電気温水器、冷暖房はエアコンや蓄熱暖房機、床暖房などを使用します。また、多くの場合は太陽光発電システムや蓄電池を設置し、発電したエネルギーを利用できるようにしているのも特徴です。


そんなオール電化住宅の日本での普及率は、マンション・戸建てを合わせて14%程度。普及はまだまだこれからといったところですが、実際に居住している方の大部分は満足しています。


オール電化住宅が選ばれている理由として多いのは、まず安全性の高さ。そして光熱費が節約できることや管理しやすいこと、調理器具のお手入れが楽であること、空気が汚れにくいことなどです。こういったポイントに魅力を感じる方やお悩みを抱えている方なら、きっとオール電化住宅が向いているでしょう。




■オール電化住宅って、具体的にどんなメリットがあるの?



オール電化住宅の大きなメリットは、「節約・安全・手間削減」の三拍子がそろっていることです。各メリットが得られる理由を見ていきましょう。



・使い方次第で光熱費を節約できる

ウィズガス住宅の場合は、電気とガスを両方契約しているため、それぞれの基本料金が発生します。しかし、オール電化住宅では基本的にガスを契約しないので、ガスの基本料金がかかりません。その分、光熱費を節約できます。


また、オール電化住宅では、夜間の電気代が安くなる「深夜電力プラン」を契約するのが一般的です。そのため、エコキュートを使って1日分のお湯を夜間に沸かしておくと、ガス給湯に比べて大幅な光熱費削減が見込めます。もちろん、他の家電も夜間は安く使えるので、日中家を空けるご家庭にとっては相性抜群といえるでしょう。


さらに、太陽光発電で生産した電気で、住宅内のあらゆる設備を動かせるのも魅力です。やり方によっては、太陽光発電だけで光熱費の大部分を賄うこともできます。



・安全性が高い

オール電化住宅はガス(火)を使用しないため、火災やガス漏れのリスクが大きく低減し、とても安全性の高い家になります。小さなお子様や、介護の必要な高齢者がいるご家庭でも安心です。



・キッチンまわりのお手入れが楽

オール電化住宅の基本設備であるIHクッキングヒーターは、ガスコンロに比べて凹凸が少なく、お手入れがとても簡単です。サッと拭くだけできれいになるので、毎日の家事の負担を軽減できます。




■オール電化住宅は、ライフスタイルと相談しつつご検討を!

オール電化住宅には多くのメリットがありますが、エネルギーをすべて電気で賄うという性質上、何も考えずに選ぶと失敗してしまうこともあります。オール電化にしていいかどうか判断するためには、メリットだけでなく注意点もよく理解しておくことが大切です。そこで、検討の際は以下の2点を押さえておきましょう。


・ライフスタイルと相談して導入を判断すべき

前述したように、オール電化が光熱費の節約につながる理由の1つは深夜電力プランです。このプランは夜間の電気代がお得になる一方、昼間の電気代は逆に高くなるので、日中家で過ごす時間が長いとかえって損をすることもあります。


そのため、営業マンが進めるものを鵜呑みにせず、ご家庭のライフスタイルを軸に契約プランを決めるべきでしょう。浴室乾燥機のような電気代のかかる機器は、なるべく夜間に使用するなどの工夫も必要です。そもそもオール電化にしない方がいい場合もあるので、「どの時間帯にどのように電気を使うのか」をじっくり考えてみてください。



・停電時は電気機器が使えなくなる点に注意!

オール電化住宅は、あらゆる設備のエネルギーを電気で賄っている関係上、停電すると電気機器が一切使えなくなります。住宅の機能がほぼ完全に停止するといってよく、特に夏や冬に冷暖房が停止すると、大変困ったことになるでしょう。


対策としては、自動給電付き蓄電池の設置が挙げられます。その他、カセットコンロや反射式の石油ストーブなど、電気がなくても動く機器をそろえておくのがおすすめです。万が一の時に備え、事前に十分な対策を取ってください。