家電リサイクル法とは?  家電4品目の正しい処分方法を紹介 

みなさんは、使わなくなったり壊れたりした家電をどのように処分していますか? 「もちろんゴミ捨て場に持っていく」「無料の回収所を利用する」と思った方は、少しご注意ください。なぜなら「家電リサイクル法」によって、特定の家電は処分方法が決められているからです。


対象となる家電はエアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機で、これらを合わせて「家電4品目」と呼んでいます。これらは重要な部品や材料が含まれており、資源の有効活用のためにもリサイクルする必要があります。そのため、「家電リサイクル料金」を支払い、特定の場所に引き取ってもらう必要があるのです。


つまり、一般の集積場に出しても基本的に回収してもらえません。だからといって無許可の業者に引き渡すと、不法投棄や不適切な処理・管理をされたり、不当な高額請求トラブルに巻き込まれたりすることがあります。廃棄物を減らして環境を守り、そしてトラブルから自分の身を守るためにも、ルールを守って処分する必要があるのです。



では、具体的にどうやって処分すればいいのでしょうか? まず、家電を新しいものに買い替えた場合は、新しい方を購入したお店に古い方の引き取りを依頼しましょう。買い替えではなく処分だけの場合は、購入したお店に引き取りを依頼するのが基本です。この際、「家電リサイクル券」に必要事項を記入して料金を支払うので、控えは必ず保管しておきましょう。


また、購入したお店がわからないかなくなってしまった時は、市町村ごとのルールに従って処分する必要があります。その他、郵便局でリサイクル料金を振り込んで、指定の引き取り場所に自分で持ち込むことも可能です。詳しい方法は市町村ごとに異なるので、市町村に問い合わせてみてください。


ちなみに、9月~10月は家電量販店の決算セールが行われる時期なので、家電を安く購入できます。モデルチェンジが行われる家電も多く、最新に近い型落ち品をお得に手に入れることが可能です。この時期に合わせて家電を入れ替え、元の家電は正しくリサイクルしてみてはいかがでしょうか。