便利機能が満載のAi家電とは? 特徴と今後の可能性

 

近年では、AI(人工知能)が目覚ましい発展を見せています。AIはさまざまな分野で活用され始めており、世の中に革新をもたらしてくれました。そして、家電量販店でもよく見かけるようになったのが「AI家電」です。


ここでは、AI家電の種類や特徴、今後の私たちの暮らしに与えるであろう影響について解説します。




■AI家電は、AIを搭載した便利な家電



AI家電とは、文字通りAIを搭載した家電のことです。代表的なものとしては、「ルンバ」をはじめとするロボット掃除機や、声で操作できるスマートスピーカーなどが挙げられます。これらは比較的最近登場したものですが、AIを搭載した家電自体は、ずっと以前から存在していました。


たとえば、時間や温度を管理してくれるマイコン炊飯器や、自動的にヒーターをオフにしてくれるトイレの便座、使っていない時間帯に霜取りを行う冷蔵庫なども立派なAI家電です。こういった便利な家電は、1980年代にはすでに登場していました。当時はAIとは呼ばれていなかったものの、AI家電そのものは身近な存在になっており、今はさらに進化してきているのです。




■AI家電は、どこにAIがあるかで大きく2つに分類される


最近はさまざまなAI家電が発売されていますが、これらは大きく2種類に分類されます。AIがクラウド上にある家電と、AIが本体に搭載されている家電です。それぞれの特徴を見ていきましょう。


AIがクラウド上にある家電



クラウドというと難しく感じるかもしれませんが、要はインターネットに接続することで真価を発揮する家電です。天気予報の情報を取得して運転するエアコンや、ビッグデータを取得して情報を提供してくれるスマートスピーカーなどが代表といえます。



AIが本体に搭載されている家電



こちらは逆に、インターネットに接続することなく、優れた性能を発揮する家電です。代表的なものとしては、汚れている場所を自動検知して掃除してくれるロボット掃除機や、衣類の汚れを感知して水温や洗剤の量を変えてくれるAI洗濯機などが挙げられます。




■AI家電は学習し、判断し、私たちの生活を豊かにしてくれる



AI家電の最大の特徴は、使用しているうちに学習し、判断し、改善してくれることです。たとえばロボット掃除機は、部屋の広さや床の材質、どの場所に汚れが溜まっているのかといったことを学習し、汚れやすい場所を集中的に掃除してくれるようになります。スマートスピーカーも、ユーザーの呼びかけから学習して語彙力が増え、より操作しやすくなるのです。


また、中にある食材でレシピを考えてくれる冷蔵庫や、視聴履歴からおすすめ番組を紹介してくれるテレビなども、「自分で考える家電」のわかりやすい例といえます。つまり、私たちが日常生活の中で感じている「これって面倒だな」「誰かが代わりにやってくれないかな」といった悩みを解決してくれることが、AI家電の大きなメリットなのです。



食事のメニューを考える、エアコンの温度設定を変える、服の汚れに応じて水温や洗剤の量を調整する、就寝時に消灯する……。こういった作業は、普段当たり前にやっていても実は面倒なものです。これらをすべてAIに任せられるようになったことは、とても大きな進歩だといえるでしょう。AI家電がさらに普及・進化すれば、私たちの生活がより豊かになるのは間違いありません。




■AI家電はさらに進化し、人間同様の思考が可能に?



今後、AIはさらに発展し、新たなAI家電も次々に登場すると考えられます。では、AI家電は一体どのように進化していくのでしょうか。


まず考えられるのは、AIの学習機能の強化です。センサーやカメラによってさまざまな情報を学習し、膨大な量のデータをクラウド上に蓄積していけば、より高度な判断が可能になります。最終的には、人間に与えられた判断基準に従うだけでなく、基準そのものを自分で考えルールを変えて動けるようになるでしょう。つまり、人間と同じになるのです。


また、音声による操作のさらに先として、思考による操作も期待できます。もはや声で指示を出す必要すらなく、考えるだけで最適な行動を取ってくれる家電。まるでSFのように感じるかもしれませんが、ここまでの技術の進歩を考えると、実現はありえない話ではありません。


そして、あらゆる家電がAI家電になった住まいこそが「スマートホーム」です。現在すでに普及に向けた動きが見られ、賃貸マンションや分譲マンションでも、スマートホーム化された物件が登場しています。近い将来、スマートホームが住宅のスタンダードになるかもしれません。興味のある方は、今からでも積極的にスマート家電を取り入れてみてはいかがでしょうか。