仮設電気工事を業者に任せる理由



■仮設電気工事とは?

仮設電気工事とは、一時的に工事現場へ電気設備を設置する工事のことで、電力がまだ引き込まれていない工事現場で行われます。仮設電気工事は電気工事業の一つであり、基本的には電気工事士の資格が必要です。近くの電柱から電気を引き込み、分電盤の設置などの工事を行います。


工事現場で職人が使用する道具はほぼ全て電気で動くものなので、仮設電気工事を行わなければ、職人が実際に現場で作業することができません。仮設ということで工事が終了すると設備は撤去されますが、仮設電気工事は建設工事において、非常に重要な役割を担っています。




コンセントや照明器具の設置箇所が悪いと作業効率が低下してしまい、予定よりも工事が長引いてしまうことも考えられます。また、使いにくい配置だと職人から不満の声が上がり、パフォーマンスを存分に発揮することができなくなってしまうかもしれません。


このように、仮設電気工事は建設の現場やそこで働く職人にとって欠かすことのできない工事であり、その後の工事の作業効率を決定づける大きな要因となります。



■仮設電気工事に必要なこと





・電気の申請

仮設電気工事では電力を引き込む工事なので、該当する電力会社に申請する必要があります。申請に必要となる書類には、「低圧電気使用申込書」「施工証明書兼お客様電気設備図面」「施工図図面」の3種類です。全て必要となる書類なので、記入不備なく全て揃った状態で申請します。


次に申請方法ですが、これは電力会社によって仕様が変わってきます。中部電力では直接問い合わせ窓口に連絡して対応してもらう方法や、インターネット申込システムを利用して申請する方法があります。


・設計・工事

申請の許可が下りれば、次は仮設電気工事の設計を行います。この設計段階が非常に重要であり、現場で職人が働きやすくなるように、細かいところまで意識することが求められます。電源やコンセントの場所、照明器具の設置箇所、配線など職人が作業しやすくなるような設計にすることが大切です。


職人への細かい配慮がなされた設計が完了すると、それに従って電力を引き込んだり、分電盤を設置したりといった仮設電気工事が行われていきます。


業者に頼まず自分たちで仮設電気工事をしようとすると、これらの手間を全て引き受けることになります。特に設計の段階では、現場監督の目線に立った意識が必要となり、工事経験や知識、ノウハウなどを熟知したプロが設計に携わることが、作業効率の向上に大きく関わってきます。


また、自分たちで行う場合は、コンセントや照明器具などの電気設備の設置が大雑把になりがちです。仮設電気工事を行う際は、しっかりとした実績があり、信頼できる電気業者に依頼することをおすすめします。


■プロの電気工事士に頼んで時間も手間も大幅削減しましょう



仮設電気設備が整わないことには、本格的な工事もなかなか始めることができません。仮設だからといって電気工事を自分たちで挑戦する方も中にはいらっしゃいます。しかし、電気工事はかなり細かなミスで機能しなくなったり、漏電などの危険も伴ったり、大変難しい工事です。


確かに業者に依頼する場合は費用がかかってきます。しかし、その後の作業効率の向上や工事期間の短縮、仮設電気工事に要する手間と時間の削減などを考えれば、電気工事業者へ依頼することは大きなメリットだといえます。


電気のことでなにかお困りごとなどありましたらお気軽に豊橋市のK's電設にご連絡ください