スマホの充電に欠かせないモバイルバッテリーですが、夏場に車内に置き忘れると大変なことになります。
なんと、モバイルバッテリーは高温になると爆発や火災の危険があるのです。その原因は、モバイルバッテリーの中にあるリチウムイオン電池にあります。
今回は、モバイルバッテリーが高温になるとどうなるのか、そしてどうすれば安全に使えるのか、詳しく解説します。
スマホを充電するために、車内にモバイルバッテリーを置いている人も多いのではないでしょうか。真夏の炎天下では、車内の温度は50度を超えてしまいます。ダッシュボードの上はさらに温度が高くなり、条件によっては80度近くに達するほどです。このような状況でモバイルバッテリーを放置していると、バッテリーに熱がこもります。やがて変形して本体がふくらみ始め、煙が出ると爆発や火災が発生する恐れがあります。
爆発するのは、モバイルバッテリーに内蔵されているリチウムイオン電池です。リチウムイオン電池の最高許容周囲温度は45度と規定されており、炎天下における車内の温度はこれを超えてしまいます。ダッシュボードに置いたままにしておくと、さらに温度が高まるため、大変危険です。
NITE(製品評価技術基盤機構)も、炎天下に車内へモバイルバッテリーを放置することは避けるよう、注意を呼びかけています。決して放置しないようにしましょう。