【なるほど解説】電気の流れる速さはアノ速度と同じ?

電気が流れる速度は、光の速さと同じくらいの速さとされています。例えばお部屋の電気をつけようとする場合、壁などに設置されているスイッチを入れますよね。スイッチは、電気が流れるルートである「回路」を開いたり閉じたりすることで電気を流す役割を果たします。スイッチをつけたとたんに天井などの電気がつくということは、電気の流れる速さは正に一瞬ということになるわけです。一方の光は、19世紀にフランスの学者が独自の装置を使った実験で速度を測ったことによって「秒速30万km」という速さが証明されました。秒速30万kmとは、1秒間で地球を7周半してしまう速さに匹敵します。地球1周の距離はおよそ4万kmとされており、その速さは文字通り天文学的です。ちなみに、もはや私たちの生活に欠かせない携帯電話などが働くために必要不可欠な「電波」も、電流や光と同じくらいの速さだと言われています。