休暇期間に家を留守にする際の防災対策(電気編)とは?

 



この時期は年始年末のお休みを利用して実家に帰省されたり、海外で過ごされたりと家を空ける方が多くなる時期でもあります。遠出を楽しんでいる頭の片隅で、「家を空けている間に何かあったらどうしよう」と心配される方も多くいらっしゃるかと思います。


そこで今回は、家を空けることが多くなる時期だからこそ、知っておいていただきたい防災対策について、電気工事に携わる電気屋ならではのポイントをご紹介いたします。




■トラッキング現象に注意



自宅を空ける場合、一般的に現金や貴重品は見えるところに置かない、戸締まりはしっかり行うというのが一般的かと思いますが、電気に関わる部分はどうでしょうか?


長期間ご自宅を空ける際に、電気関連で最も注意していただきたいのが「トラッキング現象」です。トラッキング現象とは、差しっぱなしのコンセントと電源プラグの間にたまったホコリと湿気が原因で火花放電を引き起こし、コンセント回りで発火する現象のことです。


トラッキング現象による発火が原因で、留守中に火事が発生するケースもいくつか見受けられます。万が一家を留守にしている間にトラッキング現象により火事が起きてしまっては、近隣の方に迷惑がかかることに加えて、楽しみにしていた帰省や旅行の途中で帰宅しなければならなくなってしまいます。そうならないためにも、家を空ける前にトラッキング現象を防止する対策をしておくようにしましょう。




■トラッキング現象の防止方法


家を空ける際に気をつけるべきトラッキング現象ですが、発生を防止するために、いくつかの対策法があります。


・コンセントを抜く



トラッキング現象を防止するための手っ取り早い方法は、家中のコンセントを抜いてしまうことです。コンセントを抜いてしまえば、トラッキング現象による出火元がなくなり、火事の発生を防ぐことができるでしょう。


ただし、冷蔵庫のコンセントを抜く際は注意しなければいけません。冷蔵庫のコンセントを抜く際は、食材や氷など中身を全て出す必要があります。特に氷を入れたままにしてくと、冷蔵庫の中が水浸しになってしまいます。冷蔵庫の中身を整理するとなるとかなりの手間がかかりますので、冷蔵庫の場合は、コンセントを抜く方法以外の対策がいいかもしれません。


・ブレーカーを落とす

「家中のコンセントを抜くなんて大変…」と感じている方には、思い切ってブレーカーを落としてしまう方法がいいかもしれません。ブレーカーを落としてしまえば、電気の元からの通電を切ることができます。このとき、冷蔵庫がある部屋のブレーカーを落とさずに残しておけば、冷蔵庫の整理をする手間も省くことができます。ただし、冷蔵庫以外で通電している家電については、しっかりとコンセントを抜いておきましょう。


・ホコリを掃除する



トラッキング現象を防ぐ方法としては、コンセント周りのホコリをしっかりと掃除しておくことが挙げられます。普段何気なく使用しているコンセントの隙間には、知らず知らずのうちにホコリや小さなゴミが溜まっています。


家を空ける期間にもよりますが、コンセント回りをきれいにしておくだけでも、トラッキング現象の防止に効果的です。特に冷蔵庫のように長期間コンセントを抜くことが難しい家電では、事前にコンセント回りをしっかりと掃除しておくことが望ましいです。




■まとめ



楽しみなことを前にすると、どうしてもわくわく感が先行してしまいがちですが、出掛ける前に今一度、電気回りの安全性を確認しましょう。発生する可能性が低いからと侮っていると、思わぬトラブルを引き起こしかねません。


「ガスの元栓はしまっているのか」といった室内の安全とともに電気についても対策していただき、戸締まりをしっかり行って、安心できる年末年始を過ごしてくださいね!