現在、地球にもお財布にも優しい電化製品が次々にリリースされています。
通称エコ家電といわれるアイテムですね。太陽光パネルやエコキュート、エコジョーズなどの給湯器、省エネエアコンなどが代表格でしょう。
なかでも家庭用燃料電池システムのエネファームをご存じでしょうか。
エネルギーを効率的に用いて発電できるシステムで、発電所ではなく自宅で発電できることから注目度が高まっています。また今だからこそ、お得に導入できます。
そこで今回はエネファームについてご紹介。
メリット・デメリットと、お得に導入できる理由についてご覧ください。
■エネファームとは
そもそも、エネファームとは何なのでしょうか。簡単にいうと、電気会社に頼らず、自宅で十分な量の電気をつくれる装置です。テレビコマーシャルやその他広告によって知名度が高まっているので、ご存じの方もいらっしゃることでしょう。
都市ガスやプロパンガスを燃料処理機に通して水素に変え、空気中の酸素と結合させることで電気を起こしているのです。装置内で生まれた電気を、インバーターに通すことで、各家電や照明に行き渡らせています。つまりガスから電気をつくっているのです。従来のような電気代は一切掛かりません。
エネファームは正式にいうと「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」です。コージェネレーションとは熱を再利用することで、効率よく暮らしの設備を整える仕組みを指します。エネファームでは発電の際に発生する熱を、給湯や暖房に生かしています。排熱を再利用することで無駄なエネルギーをなくしているのです。
また電力会社の電気は電線を伝って自宅までたどり着きます。送電線は距離が伸びるにつれて弱まるのが特徴です。自宅で発電することで電力が減衰することもありません。効率の良い発電によって、地球温暖化を防げますし、家計にとってもメリットがあります。
■エネファームの4つのメリットとは
具体的にエネファームには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
効率的なエネルギー活用によって、地球と家計の両方に役立つことは先述した通りです。そのほかのメリットについてご紹介しましょう。
1. 災害の備えとして有効
地震や台風などは、全国で頻発しています。そのたびに問題になるのが停電です。2018年9月の北海道地震では札幌から根室まで、450キロメートルにわたって全域が停電になりました。しかしエネファームの場合は、自宅で発電しているので電気が止まることはありません。
2.利用するガス会社によっては優待も
ガス会社によって優待制度で、割引などが受けられる場合があります。ガス料金も一緒に安くなるので、よりお得な生活ができるのです。
3.静音性が高い
燃料電池の場合はガソリン式の発電機とは違い、静音性が高いので、周りからの苦情の心配もありません。
4.発電量や消費量を確認できる
モニターがついており、発電量や使った電気の量を一目で確認できます。自分の電気の使用するペースなどがパッと見て分かるので、省エネへの意識も高まるでしょう。
■補助金を利用してお得に導入できる
たくさんのメリットがあるエネファームですが、なんといってもイチバンの魅力は「環境に優しいこと」でしょう。特に現在、世界中で二酸化炭素の排出量を削減しようという動きがあるなかで、需要が高まっています。
政府もエコ家電の利用率を高めるために定期的に補助金を出しており、なんと今まさに補助金を交付中なのです。
平成30年の募集は2月22日までの受付で、3月11日までに施工を完了した世帯が対象になります。環境に優しく、お得で災害への備えとしても力を発揮する優れものなので、ぜひ導入してはいかがでしょうか。