夏と春の甲子園は何が違う? 意外に知らない知識を紹介

 

現在、高校野球の全国大会である夏の甲子園が開催されています。昨年は新型コロナウイルスの影響で取りやめになってしまったため、楽しみにしていた方も多いでしょう。ところで、甲子園での全国大会は春にも開催されていますが、夏と春の甲子園は何が違うのでしょうか。


まず、夏の甲子園の正式名称は「全国高等学校野球選手権大会」といい、主催は朝日新聞社と日本高等学校野球連盟です。各都道府県の地方大会で優勝した高校が、その都道府県の代表となって全国大会に出場します。つまり完全な勝ち抜き戦、一発勝負であり、すべての都道府県から確実に1校は出場できるわけです。東京都と北海道は地区が2つに分けられているため2校ずつ出場でき、全体で49校が出場します。


それに対し、春の甲子園の正式名称は「選抜高等学校野球大会」といい、主催は毎日新聞社と日本高等学校野球連盟です。その名称から、「選抜甲子園」「(春の)センバツ」といった通称で呼ばれます。



そして、春の甲子園が夏の甲子園と大きく違うのは、出場校の選び方です。春の甲子園は都道府県ごとの予選を行わず、秋に行われる地区大会の成績や地域的なバランスを考慮して、選考委員会が出場校を決めます。出場校数は32校が基本です(年によって増えることも)。


春の甲子園はその性質上、出場校を出せない都道府県もある一方、秋の地区大会で途中敗退した高校でも選ばれる可能性があります。最近は「21世紀枠」をはじめとする特別枠も作られ、野球の実力だけにとらわれない色々な高校が出場できるようになりました。


この他にも、トーナメントの決め方や優勝旗の色など、細かな違いはいくつもあります。甲子園を観戦する時は、このような違いを知っておくとより楽しめるでしょう。